コンディショニングトレーナー(パーソナルトレーナー)元町康一です。
この時期、フルマラソンの大会は限られた地域でしか開催されません。
6月〜9月にかけてはトレイルランニング大会が増えてきますね。
下記の記事では❶と❷について考察しました。
今回は❸のザックを背負って走っている場合についてです。
YouTubeでさまざまなトレイルレースのランナーのフォームを見ます。
(登山者のフォームも共通点が多い)
多くのレースでは重さのあるザックを背負って走ることになると思いますが、これが厄介なことを起こしています。
厄介さは大きく分けて2つです。
❶ザックの重さに負けてしまい、頭が前に出てよろしくない猫背になっているランナーがかなり多い
▶︎体幹の筋力がそもそも弱いから、骨盤のニュートラルポジションを保てない(骨盤が後傾)
▶︎後傾するので、お尻やももうらの筋肉が使えず、膝🦵にストレスがかかる→膝が痛くなる
❷ザックのためか、もともとそうか?わからないが腕振りで背中の筋肉を使えていない
▶︎腕を横に振る動作が大きくなるので体幹がブレる走りになっている
▶︎腕を横に振るので足首や膝が捻れてオーバープロネーションやニーインが起こる→シンスプリント・アキレス腱炎・足底筋膜炎・がそく炎・チョウケイの張りなどの大きな原因
結果的にレース中に痛くなる、またはレース後に炎症が起こる
トレイルランニングとは、そもそも重いものを背負って山を走るというとてつもないことをしているわけです。
フルマラソンとは到底違う筋力がいるということですね。
体幹の筋力が強化されていない状態なら、いくら心肺機能が強くてもロングトレイルや急勾配な登山⛰では膝にストレスがかかることは容易に想像できます。
でも、安心ください。
正しく継続して鍛えれば身体は必ず変わります。
まずは体幹ありきです。