身体資産の再設計|CPEメソッドで「走りの設計ミス」をエンジニアリングする

「調律 × 骨格 × 工学」で身体のOSを書き換える。25年体型不変のPhysical Engineerが、3種目を一つのシステムとして最適化。一生モノの身体資産を創る【RunGrow|CPE Physical Engineering】

【大晦日の実例142】サブ4女子を悩ませる「距離走中の腰痛」。デスクワーク由来の反り腰を、揉まずに治すコンディショニング術

世間が大掃除や、年越しそばのトッピングに悩んでいる大晦日。 金沢の私のスタジオには、お隣の県から「ある悩み」を抱えた熱心な女性ランナーさんが駆け込んでこられました。

「サブ4ランナー」×「デスクワーカー」という宿命

今日のお客様はアラサーの女性「サブ4ランナー」です。 しかし、彼女にはランナーとしての顔とは別に、もう一つ「デスクワークで1日中座りっぱなし」という顔がありました。

彼女の悩みは、長距離を走ると必ずやってくる「腰の重だるさ」。

「走り込みたいけれど、腰が不安で距離を伸ばせない……」 その顔は、まるで関門時間に追われるランナーのように切実でした。

衝撃の診断:「原因は、腰にはありません」

私は、彼女の動きを見てすぐに気づきました。

  • 股関節が「内股(内旋)」

  • インナーコアがお休み中

  • 結果、骨盤が前に倒れた「反り腰」状態

この状態で一生懸命腕を振るとどうなるか?

体幹がグラグラし、本来動くべきではない「腰(腰椎)」が雑巾を絞るようにギュウギュウと回旋させられてしまうのです。

これでは腰が「もう勘弁して!」と悲鳴を上げるのも無理はありません。

 

そこで私は、彼女にこう告げました。

「今日は、腰のストレッチは一切しません!」

お客様の「えっ?腰が痛いのに?」という驚きの表情。これ、指導者としては最高の瞬間です(笑)。

揉まずに治す!「横隔膜はがし」という魔法

私が行ったのは、腰を揉むことではなく、

「呼吸のエンジン」である横隔膜を緩めること、そしてパツパツに張った太ももの前側をリリースすることでした。

「腰が痛いのに、お腹(横隔膜)を触るんですか?」と不思議そうなお客様。

しかし、横隔膜が緩むと、不思議なことにサボっていたお腹の深層筋肉(インナーコア)が「ハイ、喜んで!」とスイッチが入るのです。

そこから立位で、インナーと股関節を連動させるエクササイズを実行。

仕上げに「腕を振っても、体幹は回さないイメージ」を脳にインプット。

今までの「一生懸命回して走る」というイメージを、大晦日の大掃除のごとく一掃していただきました。

 

実は、今回のアプローチはランニングフォームを直すだけではありません。

彼女を日々悩ませていた「仕事中の腰痛」も同時に解決してしまう、まさに一石二鳥のメソッドなのです。

多くのランナーは、腰が痛くなると近所の整骨院に駆け込みます。

もちろん、マッサージで一時的に筋肉をほぐせば、その時は楽になるでしょう。

しかし、デスクに戻って数時間もすれば、またあの嫌な重だるさが戻ってきませんか?

 

それは、根本的な原因である「姿勢の崩れ」が放置されたままだからです。 厳しい言い方をすれば、それではただの「その場しのぎ」になってしまいます。

そこで彼女に伝授したのが、仕事の合間でもインナーコアを呼び覚ます

「チェアーピラティス」のエッセンスです。

  • デスクに座りながら、横隔膜を動かす深い呼吸

  • 椅子に座ったままでもできる、骨盤をニュートラルに戻す小さな動き

「これなら仕事のメールを打ちながらでもできますね!」と彼女も納得。

走っている時間以外の「1日8時間のデスクワーク」が、痛みを蓄積する時間から、「3月のフルマラソンのためのコンディショニング時間」に変わる。

この意識の転換こそが、サブ4達成への最短ルートなのです。

隣県から通う価値がある「90分」のドラマ

セッションの最後、走る彼女の姿を動画撮影し、スローモーションで確認。 「あ、全然違う……腰が動いてない(安定している)!」

自分の走りが劇的に変わった瞬間を映像で見て、彼女の表情がパッと明るくなりました。

大晦日にわざわざ県境を越えてやってきた時間が、「正解」に変わった瞬間です。

「伴走者」として、来春のふくい桜マラソン2026まで

お客様は、「2月・3月のレース前メンテ、そして4月のリカバリーメンテ」という継続チケットを笑顔で予約されました。

「腰が痛いから、腰を揉む」 そんなその場しのぎの繰り返しと遠回りは、もう終わりにしませんか?

3月末のふくい桜マラソン2026で「あの時、金沢に通ってよかった」と言っていただけるよう、私も最高のコンディションで新年を迎えたいと思います。

 

皆さま、どうぞ良いお年を!