人は誰もが苦痛を嫌います。
どこかに痛みがあれば、治してくれるところを探して行くでしょう。
でも、考えてみてください。
痛みが出た原因はいったいなんだったのか?ということです。
痛みにはメンタルも含めて必ず原因があります。
よくあるのが、
起床時に、腰が重だるい、
肩が上手く回らない、
首筋が張っている、なんていうことは誰でもあることでしょう。
就寝中に体を正確にコントロールできるはずもありません。
マッサージが嫌いな人はあまりいません。
そして有効なものではありますが、
それは脳が、『揉んでくれたら楽になる』と常に察している状態です。
揉んでもらえれば筋肉は柔らかくなり気持ち良いでしょうが、残念ながら筋肉がつくことは一切ありません。
勘違いしないでほしいのですが、
揉んでもらうことが悪いわけではなくて自分で体を動かさない、
歩かない、筋トレしないのが良くないと啓蒙しているのです。
私が施術するお客様には、施術以外に次のようなことを伝えています。
大切なことは、日々老いてく体に向き合い『筋肉をつけること、弱い筋肉を強化すること』です。
筋トレすれば、筋肉は疲労する、張るのは当たり前のことです。
その時はストレッチをしてもらい、ほぐしてもらえれば次の筋トレやランニング、スポーツ活動にに良い状態で備えられます。
筋肉が落ちて老いたライオンは自分で獲物を追えず、もう餌にありつけません。
自力で獲物を追えないライオンはまぶたが落ちて死を待つのみです。
人間もいつか、必ず死を迎えます。
でも、どう死を迎えたいか?で、今からの行動が変わるのではないでしょうか?
自分の口からものを入れることができない状態で、病院でチューブにつながれることを望む人はほとんどいないでしょう。
筋トレしなければ筋肉はつきません、筋肉が落ちれば食事量も減ります。
食事量が減れば、体重が落ちます。
体重が落ちれば抵抗力が減りますから筋トレする気力もなくなります。
まさに、負のスパイラルとはこのことです。
バランス良い食事が取れなければ、内臓も弱くなり病気になる確率も高くなるでしょう。
常識的でとても簡単なメカニズムです。
人は得をするより、損をすることが嫌いです。
これまでトレーナーとして様々なお客様に接してきて感じたことは、
治療(痛みが取れれば良い)だけしてトレーニングをしない人が多いと感じています。
・病院【整形外科】
医師が診察して患者は診断を受け、薬等の処方箋を出してもらう場所
ある程度の期間しかできないが、理学療法でリハビリをしてもらう
・整骨院・接骨院(同じ)→ 捻挫、骨折、脱臼、打撲、挫傷を治すところ
・カイロ・整体→ 骨盤や背骨の調整、身体のバランスを整えてもらうところ
・パーソナルトレーニング→ 身体を整えたり、弱い筋肉の強化、前後、上下、左右バランスを改善したり、スポーツ活動等のパフォーマンスを高める
・ランニング→ 走る運動を連続して行い、全身持久力と心肺機能向上、基礎筋力向上、マラソン大会のトレーニングとして行う
やり方は重要なポイントですが、筋トレすれば筋肉の張りが出るくらいで損することではないのです。
筋肉がつけば得することだらけで、効果は無限大です。
高齢者は歩いているから鍛えられていると思っているかもしれませんが、残寝ながら歩くだけで筋肉はほぼつきません。
スクワットやランジなどの負荷をかけることで筋肉が強化されます。
始めるのに遅いことはありません。