マラソン大会はもちろん、
普段のランニング練習でもほとんどのランナーがGarminなどの計測時計を身につけて走っています。
走行距離、ペース(1キロラップ)、高低差、平均ペース、上下動など様々なデータを知りたいからつけているのでしょう。
私もGarminはもっていますし、練習でつけることはあります。
でも練習でつけない時も半分ぐらいあります。
何故か?
ペースは自分の肌感覚で身につけたいからです。
今、このスピードでピッチは180、ペースがキロ5分というように、
時計に頼らずに自分の肌感覚を高めることが良いトレーニングになります。
起伏があるコースなら上りは遅くなるし、下りは自然に速くなるのでラップを確認する意味も少なくなります。
本来はそんなことより、どういう腕振りをしているか、着地はどんな感覚か?
このまま走って足🦵は持つのか?という意識を向けることの方が大切です。
距離はペースが分かれば何時間走ったかで大体わかるものです。
何を馬鹿げたことを抜かすんだ?と思う方が多いと思いますので、
現実的な練習方法としては、
Garminをつけていても、あえて見ないという選択をすることです。
ラップを予想をして、1キロで音が鳴ったら、予想とあっているか?確認する。
その再現性を高めていけば良いのです。
その繰り返しでペースが身についてくるというものもあるでしょう。
あなたがペース走15キロを行うとき、
1キロごとにラップを確認しながら帳尻を合わせるようにスピード調整をすると、
本番のレースでその癖が出てしまいます。
そうするとだいたい後半に失速します。
帳尻を合わせるようにペースが上がったり下がったりすると余計なエネルギーを消耗して、メンタルも安定しないからです。
フルマラソンで一番大切なことは、
1キロごとのラップではなくいかに後半失速しないで足が持つか🦵ではないでしょうか?
そのためには、ペース感覚と良いフォームがコラボしていることが理想でしょう。
一万人規模のマラソン大会なら、前半は混雑するのが当然です、
そこで思うような1キロラップで走れないと、
イライラしたり焦りが出てメンタルは崩壊しかかり身体がうまく動かなくなってしまいます。
ほとんどの大会では、5キロごとにセイコーさんのようなの時計が置いてあるはずです。
それで9時スタートでキロ5分ペースなら、5キロ地点で9時25分だと見れば良いだけです。
ただ記録をあとで確認したいでしょうから、
大会でGarminをつけていても1キロごとにラップを見なければペースの帳尻を合わせることも減るでしょう。
以前のランニングスクールでペース走をしている時に、
NO Garmin(Garminはつけているがペースを予測する)という練習を取り入れてペース感覚を身につけることを行いました。
あなたがランニングレベル向上を目指すなら、
ぜひ1キロラップを予測して、それが予想と合っているかどうかマイランニングに取り入れてみてください。