これまで多くのランナーを指導してきて、サブ4あたりで伸び悩むランナーが多いと感じています。
サブ4に達していないランナーを見てきて共通することが3つあります。
①着地のブレーキ要素が多い
②ストライドが短めである
③腕振りで下半身と連動していない
上記で2つ以上当てはまることを改善しない限り、サブ4レベルからの脱却は難しいと言えます。
ランニング練習を多くすれば、誰もがスタミナは向上し走力はつきます。
そして一時的にサブ4は達成できるでしよう。
しかしながら、そこからタイムを縮めようと癖が強いフォームで練習を積み重ねれば、たちまち足や膝などを故障してしまいます。
下記のような故障をすると長期に渡り走れなくなる可能性もあります。
・アキレス腱炎、シンスプリント、ランナーひざ、足底筋膜炎、チョウケイジンタイ炎
・股関節痛、梨状筋症候群、腰痛、ヘルニア、脊柱管狭窄
①の着地のブレーキ要素が強いということは、筋力的な問題よりも技術的なことです。
足裏をどこから、どのように着くのか?
②ストライドが短めであることは柔軟性の問題と①と③の問題でもあります。
着地でブレーキがかかり過ぎるから推進力が失われている、
腕振りで肩甲骨と骨盤が連動しないからストライドが伸びないということになります。
③腕振りで下半身と連動しないというランナーがとてつもなく多いのですが、これは肩甲骨、体幹、肩周りの柔軟性に問題があります。
デスクワークで固まってしまった柔軟性を向上させること→肩甲骨を動かす腕振りを身につけることで解決の道は開けます。
何度でも言いますが、
ランニング練習と身体の故障は表裏一体ということを理解し、
6ヶ月間、上記3つのフォーム改善に取り組めばサブ4はできるはずです。
決してあきらめあきらめないでください。