今日は1年後に開催される、ふくい桜マラソンのプレ大会ですね。
プレ大会に参加する石川県のお客様が多くいます。
今回はマラソン大会の計画について、実際の起きた事例を紹介します。
私がこれまで指導させていただいた多くのランナーの約50%のランナーが、
結果的に計画の初期設定に無理があったようでした。
❶2ヶ月間で3本のフルマラソンに参加した結果、
→3本とも自己ベストには到達できなかった。(くるぶし周囲の痛みを発症)
❷神戸マラソンの2週間後にフルマラソンを走り、どちらもサブ4を達成できた代償として、
→約1ヶ月間にわたり、体調不良や内臓疲労が取れず日常生活に支障をきたした。
❸年間10本のフルマラソンを走ってはいるが、だんだんタイムは下り坂となっている。
→身体の休む暇がないために筋肉の状態が悪くガチガチになっている。
私が考えるには、フルマラソンで自己ベストを狙いたいなら、
年間レースは2本にする方が良い結果をもたらすだろう。
それは、故障が改善されて自己ベストを出した、私のお客様が証明してくれている。
◉関東地区など積雪がない地域のランナーなら、2月〜4月のレースをターゲットレースにする。
・別府大分マラソン・京都マラソン・東京マラソン・大阪マラソン・名古屋ウィメンズマラソン・長野マラソン・かすみがうらマラソンなど
◉私の地元である北陸なら、1月〜2月は積雪のため練習が行いにくいのでターゲットレースは10月末〜12月に設定する方が良いだろう。
・金沢マラソン・富山マラソン・岡山マラソン・福岡マラソン・神戸マラソン・防府読売マラソンなど
あなたがプロランナーでないなら、トレーナーとしてアドバイスする。
日常生活や心身に大きなダメージを与えるレベルでマラソン大会に出るのはおすすめしない。
もしあなたが50歳なら、
フルマラソン年2回ペースで70歳まで走ったとしても、あと40回は出場できるのだ。
40回中、恵まれた天候が約半分の20回、全く違和感がない状態で走れるのが約半分としたら、
良い条件で走れるのは約10回かもしれない。
一回のマラソン大会を大切にしよう。
他人のランニングインスタや仲間と走ることでモチベーションを上げることは良いことかもしれない、
しかし自分の本当の目的地を見失っていないのか?、心に聞いてみる作業は必要だ。
1週間ガーミンを外し、インスタなど見ないでランニングをしてみてはいかがだろうか?
環境を変えることで、新たな発見や喜びがあるかもしれない。
本来ランニングは楽しいものであり、心身に良い効果をもたらすものだ。