2006年、金沢市から都内へ転居してゼロから始まったコンディショニングトレーナーの道、
そこから18年経ちました。
自分がこれまで様々なスポーツで上手くいかなかったり、怪我や故障を経験して悔しくて苦しい思いをしたこと、
もっとこうしていたら早く治っていたのに、
もっとこういうトレーニングをしておけば体は良くなっていたのに。
その時は高校生〜大学生、トレーナーになる前のことだったので自分はわからないことだらけでした。
トレーナーという仕事をしていてお客様の要望が多かったことは、
✅腰痛に悩んでいる、原因がわからない(どうやったら治るのか)
✅膝が慢性的に痛く病院に行っても解決できないのでどういうトレーニングをしたら良いのか?
✅老後に歩けなくなるのが困るので正しい歩き方を教えてほしい
✅好きなダンス(バレエ)やスタジオプログラム(エアロビクス)、スポーツをしたいのに痛みがあって怖い
以上のような要望が多かったのです。
これまでセッションを受けていただいたお客様に『もっと早くコンディショニングをやれば良かった(出会いたかった)』と言ってもらった時は嬉しかったです。
しかしながら、そう言ってもらえるには知識と技術が必要な仕事で、
結果を出さなければいけません。
【当時スポーツクラブでは、完全歩合制の業務委託契約パーソナルトレーナーなのでお客様がいなければ報酬ゼロです】
東京時代のトレーナーの駆け出しの頃は、とにかく数をこなすことが一番の経験になります。
スポーツクラブの会員さんにパーソナルセッションを受けていただけるように、
・スタジオの定期レッスン→ ピラティスレッスン
・3か月間有料クラスの導入→ 肩こり解消スクール、姿勢改善スクール
・単発有料イベント→
バランスボールピラティス、
ランナーのコンディショニングクラス、
整体ヨガ(ヨガの先生とイベント)、
バレエのための機能的なストレッチ(バレエの先生とイベント)など、
積極的に自ら企画して行なってきました。
スポーツクラブの多くの会員さんに私の顔や指導スタイルを知ってもらい、
まずは一度でもいいからパーソナルセッションを受けていただけるような企画、行動をしていました。
すると自分で営業しなくてもありがたいことに、
レッスンに参加されたお客様からの申し込み、パーソナルセッションを受けたお客様やフロントスタッフからの紹介でお客様が増えてきました。
やはりパーソナルセッションを行うと、個々の様々な症状があるので現状ではわからないことが出てきます。
当時駆け出しのころは稼ぎが少なくても、自己投資だと思い専門書を買いまくりました。
【今も新発売された専門書は必要なものは購入します、医学は時代とともにアップデートされてきます】
2005年頃はまだSNS が発達していない時代だったので、有料サイトに登録して腰椎ヘルニアなどの医学文献を読んだりもしていました。
トレーナーが知っているか、知らないかでセッションの中身は大きく変わってくるのでお客様の痛みや違和感が根本改善できるかどうかに関わってきます。
◉昔自分が故障して困っていた思い、これをお客様に同じ思いをして欲しくない、お客様の役に立ちたいと思いながら仕事をしていました。
患部だけをほぐしたりストレッチするだけでは、時間が経てばどうしても元に戻ってしまいます。
全身バランスを見極めてどこの筋力が弱くて、どのような動作の癖で患部にストレスがかかっているのか?
なぜ、動作を直したりトレーニングをする必要があるのか?
を理解してもらわなければ本当の意味でお客様の行動は変わりません。
今はランナーのお客様が圧倒的に多いので、なぜランニングだけでは故障しやすくなるのか?
ランナーもストレッチや筋トレをした方が故障しにくくなることを説明しています。
✴️もちろんランニングフォームが重要なのですが、フォームだけ良くしようと思っても身体バランスが変わらなければフォームも変わりにくいのです。
だからランニングフォームを良くして故障しないようにするには、コンディショニングとセットで考えることです。
①今できることを継続する
②より良い方法を考える
③行動する→①に戻る
これをいつも考えて仕事をしています。
石川県羽咋市 千里浜なぎさドライブウェイ 撮影・筆者